詰棋書正誤表置場 - 将棋図巧
柿木将棋に同梱された将棋図巧のkifファイル(門脇芳雄制作協力)、『古図式総覧』の解題(門脇芳雄著)、詰むや詰まざるや の不完全作情報より作成

第27番
※早詰と修正図
早詰順=11手目から6二馬、同玉、4二飛成、5二香合、5三桂成、7三玉、7四歩、同馬、6五桂打、7二玉、7三香、同馬、同桂成、同玉、6五桂、7四玉、8三角まで
修正図=玉方6一香を歩に変える。
(駒場和男氏案、詰将棋パラダイス2003年12月号P45参照)
※関連早詰
作者の意図では7手目6五桂左の所を6五桂右とすると詰まない筈だったが、6五桂右としても前記の早詰順は成立するので、詰むことになる。
また前記早詰順と手順前後の関係になるが、9手目から6二馬、またはその前に7手目から6二馬としても同様に詰む。
これらは何れも近年、コンピュータで発見されたものである。
前記の修正図では、これらの点も解消している。

第32番
※早詰とキズ
早詰=29手目2三銀打の所、1五銀、同玉、2五金まで。
(現在では、この手順を本手順にして収束のキズ扱いにしている)
キズ=初手2六銀を2六金として、7手目の1七金を1七銀としても詰む。

第34番
5手目1八桂でも詰む非限定

第36番
※余詰と補正図
余詰=3手目、2五飛、同金、1七角、2六歩合、4七桂、同と、2六角引、4六玉、3五角、同金、同角、同玉、3六金、2四玉、2五金打、2三玉、1三金まで(この余詰はコンピュータで発見されたもの)
補正図=玉方3七歩を玉方3七桂に変えて、攻方3四歩を玉方3四歩にする。
(駒場和男氏案)

第39番
※早詰と補正図
早詰=37手目7三角不成の手で7三龍、6一玉、5二桂成、同金、同銀成、同玉、6二金、4二玉、3三龍、4一玉、5一金、同玉、7三角成、6二歩、5三龍、4一玉、4三香、3二玉、4二香成、2二玉、5五馬、1二玉、1三歩、2一玉、2三龍まで
補正図=玉方2一桂を追加する。
(二峯生氏案)

第41番
7手目より67桂、同歩成、44銀成とする手順前後が成立

第45番
※早詰と補正案
早詰=33手目7二香成、9二玉、7四角、9一玉、8二成香、同玉、8三金、8一玉、7二桂成、9一玉、9二金まで
修正図=玉方6一桂を追加する。
手順は前記の早詰順に統一される。
(門脇芳雄案)

第49番
※早詰
27手目9三角打の手で、7六銀(同玉なら4三角打以下)、6六玉、1二成香、7六玉、4三角、8六玉、8七金、7五玉、7六角成まで。
(この早詰はコンピュータで発見されたもの)
この手があるため、24手目の2五角合は2五歩合に訂正して、以下同龍、同成桂、7六歩(以下本手順)として、本手順を4手短縮すべきである。

第52番
※手順前後
9手目の4六銀は5手目、7手目でもよい。小欠点である。

第53番
19手目、9七飛と打ってもよい。(非限定のキズ)

第61番
※キズ(非限定)
19手目7九桂打の手は9九桂打でも同様に詰む。

第66番
※早詰と補正図
早詰=3手目から1九歩、1七玉、1八香、同桂成、同歩、同玉、1六飛、1七歩合、2九銀、2七玉、3八角、3七玉、4七馬まで
補正図=攻方1六桂を追加する。
(駒場和男氏案)

第73番
※不詰順と補正図
不詰順=4手目4八同馬、5八銀、3九馬と応じられると逃れになる。
補正図=玉方2八とを追加する。
(二峯生氏案)
この修正図で4手目同馬は5八銀、3九馬、6九馬、4八玉、5九金、3七玉、1七龍、3六玉、3三飛、3五歩合、2六金、4五玉、3五金、5四玉、6五銀までで詰む。

第75番
※余詰と補正図
余詰=3手目から5八金、5六玉、5七香、同桂成、同金、同玉、6九桂、同と、7七飛、6八玉、6七飛打、7九玉、6九馬、8九玉、7八馬、9九玉、6九飛、9八玉、8九馬までの余詰がある
補正図=5一香と8六歩を除き、玉方7四香と玉方8六香を置く。
(駒場和男氏案)

第76番
※余詰順
7手目から5八馬、同玉、4八飛、5七玉、6八龍、5六玉、5八飛、4七玉、3八銀、3六玉、2七銀、3五玉、3六歩、同金、同銀、同玉、2七金、4五玉、6五龍、4四玉、6四龍、3三玉、5三飛成以下49手詰が成立する。
(この余詰はコンピュータで発見されたものである)

第80番
23手目4一龍のところ5一桂成でも詰む(余詰)。

第82番
※早詰と補正図
早詰=3手目から、6二馬(同金は同角成、7四玉、7五金、同龍、同歩、6四玉、7三馬以下)、7四玉、7五歩(同龍は7三角成、8五玉、9五馬以下)、8五玉、5二馬、8四玉、8五金、7三玉、7四馬、同龍、同金まで
補正図=玉方9三歩を9三桂に変える。
(高橋一也氏案)

第83番
早詰=251手目、2三龍の手で先に5三桂成とすると同金の1手で、以下本手順に準じて2手早く詰む。この手順を本手順にして、従来の作意はキズ(手順前後)としたい。

第88番
※キズ
7手目2三角成の手は、2三金右、1一玉、2二金、同玉、2三角成、2一玉、2二歩、1一玉、1二歩としても本手順と同じ手順に戻る。

第93番
※早詰と不詰順
早詰=13手目から6四金、5六玉、5三龍、4七玉、4四龍以下早詰が成立。
不詰順=18手目、同歩、4四龍、5七玉、4八龍、5六玉以下詰みがない。
仮修正案=玉方3二銀と3五歩を除き、玉方3三金、玉方6九と、攻方3五歩、玉方5一歩、攻方8九歩を加える。
(5一歩と8九歩を欠くと、9手目6一角打以下の早詰が生じる。=門脇案)

第98番
※キズ(非限定)
(1)3手目2二金は2二銀、同玉、2三金としても同じ手順になる。
(2)11手目3四飛は、3五飛とか3六飛などと打っても同じように詰む。
(飛を離し打ちした場合は、8二玉まで逃げられ、手数が2手長くなる)
7手目3二金は4二金、2一玉、3二金でも同じ手順になる。

第99番
11手目7三歩成を7三ととして4手後に7三歩成と手順前後しても詰む。
小キズである。

第100番
※キズ
601手目3七龍の手で1六龍以下18手長い別詰があるが、超長編なので許容できるキズと見なされている。
修正図の提案もあったが、早詰があり、成功していない。